ブックタイトル日本赤十字 北海道看護大学 2027
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日本赤十字 北海道看護大学 2027
23 ここでしか学べない看護があるINTERVIEW厳冬期災害を想定した、類を見ない特徴的な演習。赤十字だからこそ学べる演習科目。2年生の赤十字の選択科目として「赤十字避難所演習」があります。この科目は本学が16 年前から実施している厳冬期災害演習を基に演習科目として実施するもので、日本に存立する大学として類を見ない特徴的な科目となります。この演習は2023年7月が初めての開講となりました。演習の設定は、停電により情報伝達手段が機能せず、機材・資材・食材は貯蔵してあるもののみ。14 時より日本赤十字北海道看護大学体育館に避難所を開設。100 人を収容できる避難所開設の必要性。というものです。避難所は大規模災害では容易に起こる停電、ガスストップ、断水、水洗トイレは使用できないという設定です。演習では最初に最悪の避難所をブルーシート・雑魚寝によって体験しました。硬い床でそのまま眠ることの難しさ、響く足音を把握したうえで、本学のみが整備しているクイック型段ボールベッドを展開し、一人ひとりのプライバシーを守るパーティションを展開しました。段ボールベッドによるメリット・デメリットが演習の中から導き出され、今後につながる内容となりました。トイレ項目では、断水した既存トイレの携帯トイレ化を行い、水が流れなくても普段のトイレを持続運用させました。同時に熱シールによって持続運用を可能とするラップポンの設置を行いました。食事はすべてハイゼックスならびにアイラップという高密度ポリエチレンの袋を用い、カセットコンロにて調理を実践しました。普段使いの食材を活用したスープカレー、冷凍牛丼を用いた味変たまねぎ調理を実践し、想像していたよりも美味しく温かい料理が食べられる良さを体感しつつ、こちらも多くの課題を導いていました。本学に整備されている実践的な災害対応資機材を活用し、学生自身で実践する宿泊型の演習から得られた成果は大きく、赤十字だからこそ学べる演習科目です。赤十字避難所演習看護薬理学領域 教授 根本 昌宏赤十字には数多くの活動があります。災害救護活動は、災害発生時の住民の皆様の命を救い健康を保つために、日本全国の赤十字組織、病院、大学が全力で動き支援するものです。私自身、平成30年胆振東部地震、令和元年東日本台風、令和6年能登半島地震など様々な災害を目の当たりにしてきました。ここから言えることは、赤十字だからできる、赤十字のネットワークと実践力です。机上だけでは学ぶことのできない実践に裏付けられた赤十字の活動を学生時代から体感できることは大変素晴らしいことです。赤十字だからこそ体感できる実践型の災害対策