厳冬期災害演習2026の申込開始について
日本赤十字北海道看護大学は、寒冷期に災害が生じた際の対応策を実践的に明らかにすることを目的に研究を推進しています。冬期の停電を伴う災害は既存の暖房機器を使用不能とし、避難所として指定されている場所においても低温により命を落とす恐れがあります。2025年1月の12回目の厳冬期災害演習2025は、感染症対策を施した中でマイナス19℃の環境における様々な検証を実施し、多くの成果とともに課題を見出しました。
参考動画)
【日本赤十字社】厳冬期の災害演習 北海道北見市で開催
2024年1月1日に発災した令和6年能登半島地震は厳冬期の避難所対策の難しさを浮き彫りにし、本年7月に発生したカムチャッカ半島沖地震による津波は暑熱対応の課題が表出しました。厳冬期避難所展開・宿泊演習2026(通称:厳冬期災害演習2026)は、下記に掲げる項目について2日間にわたり実践的な検証を行います。すべてのプログラム(演習)を修了した参加者には修了証を交付いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
1)日時・場所
2026年1月17日(土)13時00分 ~ 1月18日(日)12時00分
日本赤十字北海道看護大学講堂、学生食堂、体育館、屋外、駐車場
(北見市曙町664番地1 電話0157-66-3311)
2)主催:日本赤十字北海道看護大学 災害対策教育センター
共催:日本赤十字社北海道支部、日本赤十字看護大学附属災害救護研究所(すべて予定)
後援:国土交通省北海道開発局網走開発建設部、北海道オホーツク総合振興局、北見市、避難所・避難生活学会(すべて予定)
3)参加者:定員:100名(要事前申し込み)
昨年度より大幅に減らしておりますのでご注意ください。
事前登録期限:2025年12月26日(定員になり次第締め切らせて頂きます)
赤十字等災害保健・医療・福祉関係者、防災行政担当者、大学関係者、指定した資機材関係業者のみとします。自主防災組織等を含め一般の参加はご遠慮ください。
承認の得られた展示・出展企業以外の防災系企業の参加はご遠慮ください。
4)参加費:1,000円(食材費,消耗品費ならびに保険代として)当日受付支払
報道・取材の方は無料ですが食事が必要な場合は有料です。
5)本演習のリーフレット・参加申込書及び実施概要は以下のリンクをご参照ください。
厳冬期災害演習2026タイムスケジュール(2026年1月初旬公開予定)
6)参加者持参品
所属団体の服装(ベストやビブス着用)、個人用避難生活用具、寝袋(冬用必須)、
懐中電灯(ヘッドライト推奨)、上履き(必須)、不織布マスク(必須)、筆記用具
※毛布は一人一枚供給可能ですが、これのみで就寝することは不可能です。
※アルミ製エマージェンシーブランケットの使用は禁止とします(騒音・結露)。
※自治体、団体の整備している冬期対応資材(防寒用具)等を本演習でお試しください。(専有面積は一人分とします)
※動きやすく温かい服装でお越しください。防寒着、手袋、帽子は必ずご持参ください。
※就寝室温は3℃前後を予定しています。体調不良の方はご参加をご遠慮ください。
7)厳冬期災害演習2026の検証内容
①スチールベッドの導入による展開迅速化の検証
②テントon theベッドの展開によるプライバシー空間確保と温熱化
③PHEVを使用したダクトヒーター暖房による温熱ならびに換気性能評価
④蓄電池駆動レンジの運用による適温食と配慮食の提供検証
⑤感染症対策に留意した避難所運用の検証
⑥屋外サウナテント・濡れない足湯を活用した温熱機材の検証
⑦避難所環境指標の見える化
⑧その他新規検証
8)本演習の公表
本演習は成果を広く防災関係者ならびに寒冷地域に暮らす市民に周知するため、新聞、テレビ等すべてのメディアに公開・公表します。宿泊を含めた体験取材も可能とします。但し個人情報保護には十分ご留意を願います。
9)本演習の申し込みおよびお問い合わせ先
日本赤十字北海道看護大学 災害対策教育センター
電話 0157(66)3311 FAX 0157(61)3125
メール:bousai@rchokkaido-cn.ac.jp
