独立行政法人国際協力機構（JICA）の草の根技術協力事業として「ウランバートル市ゲル地区住民に対する地域保健活動のための看護職人材育成事業」（第３年次）を行いました。本事業は北見国際技術協力推進会議が実施主体となり、2013年から3年間にかけて行われ今年度で３年目となり最終年度となります。

　今年度は本学において10月28日の開講式から始まり、モンゴル国ウランバートル市で勤務する医師1名と看護師2名の研修員が北見市、旭川市、札幌市の医療保健施設を中心に3週間にわたり研修いたしました。本学では、モンゴル語に翻訳した講義資料を中心に講義を7回行い、助産演習の見学も行いました。11月13日に行われた閉講式では、本研修が大変有意義であり、多くの成果を得られたと感想がありました。また、研修で学んだことを帰国後実践するための目標が発表されました。

　本事業は今年度で最終年度となります。本学では、2013年から今年にかけてモンゴル国ウランバートル市から毎年3名の研修員受入を行いました。この事業が地域住民の健康を活かされますよう、この3年間に受け入れた研修員の皆さまのご活躍を期待いたします。