日本赤十字北海道看護大学は、平成11年に世界自然遺産の知床半島が位置する北海道オホーツク圏の中核都市である北見市に、赤十字の2番目の看護大学として設立されました。
本学は、赤十字の人道(humanity)の精神「苦しんでいる人を救いたいという思い」を教育の根幹に据えています。その理念は、看護という専門職の知識や技術だけでなく、「やさしさ」や「共感」といった人としての在り方を、何よりも大切にする姿勢から生まれています。赤十字看護の長い歴史から得た「実践の知」を具現化すべく、教育環境を整え、大学院博士課程を含めた教育を実施してまいりました。現在、赤十字の看護大学は全国に6大学7学部ありますが、北は北海道から南は九州の看護大学まで赤十字の理念を掲げ、有機的に協働しております。また全国に91の赤十字病院を有する日本赤十字社と連携しておりますので、それぞれの大学の持つ「叡智」と「強み」は増強し、6看護大学を擁する日本最大の看護教育組織として、その強みを最大限に生かした教育施設・設備、人的環境を提供しております。
日本赤十字北海道看護大学では、赤十字看護の魅力を伝え、厳しさのあとの達成感を味わってもらいたいと願って、教員一同教育にあたっております。教員たちの看護学教育への熱意と学生たちの看護へのモチベーションがうまく連動できるように、学長として支援していきます。昨年2月にはきたみ観光大使に就任し、大学のホームページに「学長の散歩道」というインスタグラムを開設して、北見の魅力を伝える広報もしています。学生たちとも気軽に交流できるイベントも様々に企画したいと考えています。 教職員が一丸となって努力し、大学の魅力の向上に努め、教員も学生も惹きつけるマグネット大学になりたいと願っています。
教職員に対しては学長として次の5つの目標を掲げています。