「看護技術」と「看護管理」は、臨床看護実践の両輪です。この両輪を扱う基盤看護学分野は看護学の土台です。看護実践に根ざした疑問を探究して看護学の基盤となる知識創造を目指します。
看護ケア技術を科学的・論理的に分析し、根拠に基づき効果的な援助方法を構築するための方法論の探究や、看護技術教育の見直しなどに取り組みます。
看護に関する政策・技術・組織などの効果的な資源活用を多面的に検証することや、優れたケア技術を提供する組織マネジメントの構築などについて探究します。
臨床において発達段階の各期にわたる対象者とその家族を理解し、看護専門職者としての深い学識を培い看護に関する理論と技術を育み、高い臨床能力と研究的な視点を探究します。
高齢者の時代背景やライフヒストリーなどを理解し、幅広い健康段階にある高齢者の独自性を尊重した健康生活の維持・増進のための看護について探究します。
生命の脅威や心理的危機状態にある人とその家族を取り巻く様々な環境および高度先端的治療に対する専門的な看護について探究します。
慢性疾患をもつ人々やその家族の健康問題を解決するために、必要な健康行動支援のアセスメント技術や実際の教授法について理論を活用しながら探究します。
がん患者とその家族の意向を尊重した適切ながん医療が受けられるよう、がん看護に必要な看護理論やモデルを活用し、がん看護の研究・教育・実践について探究します。
子どもの人権の保護・事故の防止・発達の促進・苦痛の緩和の4つを基盤として、子どもとその家族を支援するための方略を多様な角度から探究します。
広域看護学分野では、社会の変化に応じて臨機応変に対応する看護実践能力の育成を目指します。そのために、対象が望む場所で安心して暮らせるための課題の取り組みや、看護の役割・機能を遂行し発展に繋がる研究と人材の育成について探究します。
現代の精神医療における諸問題に焦点をあて、今後の精神看護の在り方について探究します。さらに問題解決能力や治療的接近法を習得できることを目指します。
地域診断に関わる理論や方法を学び、地域住民がより健康に暮らすことが出来るよう社会変化に応じた公衆衛生看護の在り方について探究します。
在宅療養を希望する人が、安心して暮らすことができる在宅看護の役割および在宅支援システムの構築について、理論やモデルを活用しながら探究します。
災害に関する知識・技術を深め、災害が人々の健康や生活に与える影響と被災者の健康問題や生活ニーズに関わる看護職者の役割について探究します。
助産ケアを必要とする女性や、その家族に直接関わり生活支援をする人材の育成、高度な助産の実践力や科学的で論理的な判断のできる人材の育成を図ります。また、人の思いに共感し人を思いやる人間性の涵養を図ることを目指しています。
高度な専門知識・技術を深めたリーダーシップを発揮できる専門看護師を養成する課程。本学には、慢性疾患看護、精神看護の専門看護師になるための課程があります。
これから助産師になろうとする方の課程。課程を修了すると、助産師国家試験受験資格、受胎調整実施指導員の資格、新生児蘇生法(Bコース)資格を取得することができます。