新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生に対する経済的支援等について
新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、修学支援新制度等のほか、関係省庁の制度を
含め、 家計急変などで困難な状況におかれている学生等が利用可能な制度について、以下
のとおり取りまとめましたのでお知らせします。
① 日本学生支援機構による大学等奨学金事業・国による高等教育の修学支援新制度
家計の急変(家計支持者が失職、病気、事故、災害等)で奨学金を緊急に必要とする場合に
は、年度途中でも審査のうえ、日本学生支援機構奨学生に採用される場合がありますので、
学務課に相談してください。制度の詳細については、日本学生支援機構のホームページをご
参照ください。
○ 高等教育の修学支援新制度 〈給付〉【非課税世帯及びそれに準ずる世帯の方】
概要:住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯を対象に,学生生活に必要な生活費等をカバー
する給付型奨学金と授業料等減免による支援を行う制度です。通常,前年度の課税標準額に
より審査を行いますが,新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変した場合には,家計
急変後の収入見込みにより審査されます。家計急変の対象とならない方についても,年2回
の在学採用(令和2年度 1回目は4~6月)に申込むことができます。対象となりそうか
どうかは,進学資金シミュレーターで確認することができます。
文部科学省 高等教育の修学支援新制度の概要
進学資金シミュレーター
日本学生支援機構 奨学金の制度(給付型)
○ 日本学生支援機構の貸与型奨学金 【幅広い世帯の方】
概要:日本学生支援機構の貸与型奨学金では,第一種(無利子)奨学金及び第二種(有利子)
奨学金による支援があります。貸与額は選択可能です。通常,前年度の収入金額等により審
査を行いますが,新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変した場合には,家計急変後
の収入見込みにより審査されます。家計急変の対象とならない方についても,在学採用(4
月~6月)に申込むことで支援が受けられます。
日本学生支援機構 奨学金の制度(貸与型)
②「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』
概要:新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、世帯収入・アルバイト収入の大幅な減少に
より、学生生活にも経済的な影響が顕著となっている状況の中で、大学等での修学の継続が困難
になっている学生等が修学をあきらめることがないよう、文部科学省が創設した現金を支給す
る事業です。
なお、対象者の詳細や申請方法等は学務システムでお知らせしておりますので、学生の皆さんは
内容を確認してください。
問合先:学務課
③ 自治体独自の奨学金や民間奨学金等【制度等により異なる】
概要:自治体が独自に奨学金等の制度を持っている場合もあります。また,民間の奨学金に
ついても,申込みが可能な場合もあります。
問合先:自治体の窓口
④ 生活福祉資金貸付金(教育支援資金)【低所得世帯】
概要:低所得世帯を対象として,大学等に修学するために必要な経費について,無利子で貸
付をうけられる制度です。
問合先:お住まいの市区町村の社会福祉協議会
⑤ 母子父子寡婦福祉貸付金(就学支度資金・修学資金)【母子・父子・寡婦家庭の方】
概要:母子・父子・寡婦家庭の方が,就学するための授業料,書籍代,交通費,生活費等に
必要な資金に充てる資金として,無利子で貸付を受けられる制度です。
問合先:お住まいの都道府県・指定都市・中核市の福祉事務所等のひとり親世帯関係施策担
当
⑥ 日本政策金融公庫の教育ローン 【幅広い世帯の方】
概要:大学等に入学・在学する方の保護者に対し,学生等1人あたり350万円以内の貸付
を行うものです。
問合先:日本政策金融公庫(https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html)