2023年1月21日（土）～22日（日）、本学において厳冬期避難所展開・宿泊演習が開催されました。日本全国から赤十字に関わる皆さまをはじめ、災害医療・保健・福祉担当者、国・都道府県・市町村の防災担当者、避難所に関わる専門企業ならびに報道機関など総勢126名のご参画をいただきました。ご参加いただいた皆さまに深く御礼申し上げます。

　新型コロナウイルス感染症による２年間の休止を経て３年ぶりの開催となった本演習は、氷点下16度まで下がるコンディションの中、感染症対策を施した冬期避難所の展開という高い目標を掲げ、トイレ（T）・キッチン（K）・ベッド（B）・暖房（Warm）・車中泊（Car）（TKB+WC）のパートを通して実践的な検証を行いました。

　大型バスがキッチン化されたクルーズキッチン、コンテナ型トイレ、サウナバス、大型照明車等の大型資機材をはじめ、熱交換式ジェットヒーターや全個室型パーティション等を展開し冬期避難所対策に資する成果が得られたとともに、多くの課題も浮き彫りとなりました。

　演習にご参加いただいた皆さまにおかれましては、それぞれの専門性、地域性を踏まえ、本演習で得られた知見を最大限ご活用いただければ幸いに存じます。