形態機能学は、人体の正常な形態と機能を学ぶ学問であり、人体を構成する諸器官の基本的な形態構造を系統的に学習し、人体内部における諸器官同士の連携を把握・理解する科目である。
形態機能学演習では、形態機能学I,IIで学んだ人体の構造と機能を全体的関連づけて理解する。また人体を構成する諸器官の内蔵の名称、位置関係、機能を系統的に学習する。
本講義では科学的な思考方法および生命現象のしくみを学び、細胞および細胞から構成される組織を体系的に教授する。その過程を通して集積した知識を人体の構造、機能、病理、疾病など人体全般にかかわる学習、さらに看護学全般の学習に役立てること、繋げることを本講義の目的とする。
感染症は現在でも世界中で年間数百万人の生命を奪っている。この原因となっている微生物は医療現場を含めた、あらゆる環境で増殖する多様な生命体である。この生命体を体内で排除する仕組みが免疫であり、免疫は感染症に限らずあらゆる生体の現象に関わっている。本科目では微生物学や免疫学の基礎を学び、さらにそれらが臨床の現場でどのように展開しているかを展望する。
看護における課題解決に取り組む基盤を育成するために、看護に関わる現象に対する疑問や興味を、各自が関心のある研究課題にする。その課題を明らかにするための具体的方法を基に研究過程を通して、論理的思考を学習する。
実験動物の内分泌組織を用いて、免疫組織学的手法により種々の神経伝達物質の局在を追及する研究。
フィールドワークにより、本学が所在するオホーツク地域での外来生物の実態を解明する。
・渡邊 麻衣子、村林 宏.美幌町みどりの村森林公園キャンプ場におけるクマムシ類の記録.美幌博物館研究報告第25号、5-8、2018.
・吉田 理恵、園田 裕子、前田 陽子、伊東 智美、藤谷 未来、村林 宏、須田 彩佳、浅野 綾子、山川 京子.本学における2年次客観的臨床能力試験(OSCE)前の演習の展開とその課題.日本赤十字北海道看護大学紀要、第18巻、15-28、2018.
・荒木 隼祐、後藤 靖興、澁谷 幸代、門崎 誠、宮地 秀仁、村林 宏.自動撮影装置の性能比較に関する研究.美幌博物館研究報告第24号、13-26、2017.
・園田 裕子、吉田 理恵、前田 陽子、伊東 智美、村林 宏、伊東 健太郎、須田 彩佳、山川 京子.客観的臨床能力試験(OSCE)における形成的評価を高めるフィードバックのあり方とその課題.日本赤十字北海道看護大学紀要、第17巻:9-18、2017
・村林 宏.北見市香りゃんせ公園におけるマルハナバチ相の記録―3年間の比較―.美幌博物館研究報告第23号:15-22、2016
・石井 博、久保田 銀河、村林 宏、城坂(平林)結実.美幌町・北見市で採取されたマルハナバチ女王の、マルハナバチタマセンチュウ感染状況.美幌博物館研究報告第23号:1-6、2016
・吉田 理恵、園田 裕子、伊東 健太郎、村林 宏、山本 美紀、尾山 とし子、山川 京子.本学における4年次客観的臨床能力試験(OSCE)の現状と課題.日本赤十字北海道看護大学紀要第16巻:11-20、2016
・村林 宏.北見市香りゃんせ公園におけるマルハナバチ相の記録―2013年との比較―.日本赤十字北海道看護大学紀要第15巻:29-35、2015
・村林 宏.北見市仁頃川におけるウチダザリガニ生息に関する報告.美幌博物館研究報告第22号:11-14、2015