日本赤十字北海道看護大学

看護学部

教員一覧

相馬深輝(ソウマミキ)
連絡先
  • 電話番号0157-66-3311(代表)
  • E-mailメールはここから送信できます。
主な担当授業科目とその概要
1. 母性看護学概論

母性看護の基盤となる概念や理論、歴史的変遷、日本および世界の母子保健の現状を学ぶ。女性のライフサイクル各期における健康課題と看護を理解し、母性看護に必要な看護技術を習得する。

2. 母性看護学方法論

マタニティサイクルにある女性の身体・心理・社会的特性を理解し、妊産褥婦と新生児の看護に関する基本的知識・技術を学ぶ。

3. 母性看護学演習

マタニティサイクルにある女性と子ども、家族における看護過程の展開を学び、ケアの実践に必要な知識・技術・態度を習得する。

4. 看護研究演習・研究

看護実践において関心のある現象や疑問から研究課題を明確化し、研究計画を作成・遂行する。研究論文としてまとめ、発表する。

5. 助産健康教育論(修士課程)

女性や家族の健康課題の解決や健康の維持・増進に必要となる教育方法を学び、健康教育の企画・実践・評価方法における実践的な知識・技術・態度を習得する。

6. 地域母子保健論・地域母子保健演習(修士課程)

母子保健の変遷と活動、制度、施策、統計など、母子保健活動を行う上で必要な基本的知識を学ぶ。地域における助産師や多職種の活動を知り、役割を理解する。国際社会におけるわが国の母子保健の現状と課題を考察する。

7. 課題研究(修士課程)

助産実践において関心のある現象や疑問から研究課題を明確化し、研究計画を作成・遂行する。研究論文としてまとめ、発表する。

主な研究とその概要
1. 母子のボンディング・愛着形成に関する研究

母子のボンディング・愛着形成について、可視的な生物学的指標からの検証を行い、多角的な評価方法を開発している。

2. 心拍変動、自律神経機能、ホルモンに関する研究

心理・社会的状態を反映する心拍変動同調およびオキシトシン・コルチゾルについて、母子関係における新たな視座を追究している。

主な所属学会
  1. 日本助産学会
  2. 日本看護科学学会
  3. 日本母性衛生学会
  4. 日本母性看護学会
  5. 日本国際看護学会
  6. 日本周産期メンタルヘルス学会
主な業績
論文
  1. 相馬深輝, 武石 陽子, 中村 康香, 吉沢豊予子. 共働きの父親、共働きの母親それぞれの成人愛着スタイルがコペアレンティングに及ぼす影響. 日本母性看護学会誌. 21(2): 27-35, 2021.
  2. 相馬深輝. ベトナムの看護事情2. 国際看護. 489: 2-4, 2015.
  3. 相馬深輝. ベトナムの看護事情1. 国際看護. 488: 2-3, 2015.
  4. 相馬深輝. 初妊婦の胎児への愛着と生活行動との関連. 日本助産学会誌. 25(2): 203-214, 2011.
発表
  1. Mikako Yoshida, Miki Soma, Reiko Murakami, Yuka Miura, Hiromi Sanada, Sanae Haruyama. Activities of advanced nursing practice and related factors to frequent performance by wound, ostomy, and continence nurses. 第29回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会, 2020年7月.
  2. 相馬深輝. カナダアルバータ州における妊産婦の心理社会的課題とケア体制. 第15回日本周産期メンタルヘルス学会学術集会, 2018年10月.
  3. 相馬深輝. カナダアルバータ州における助産教育および助産活動の現状. 第2回日本国際看護学会学術集会, 2018年9月.
  4. 高橋美奈, 河江伸枝, 伊田紀恵, 相馬深輝他. 切迫早産で入院している妊婦のストレスとケアとの関連-過去3年間の調査. 第32回日本助産学会学術集会, 2018年3月.
  5. 相馬深輝. ベトナムの国立病院における周産期医療体制の構築に向けた取り組み. 第1回日本国際看護学会学術集会, 2017年11月.
  6. 小熊しおり, 相馬深輝, 小畑涼子他. NICU初回面会時における父親の不安-院内出生と院外出生の比較. 平成23年度北海道看護協会札幌第一支部看護研究学会, 2011年12月.

受賞
  1. 2021年度 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)事業「次世代研究者挑戦的研究プログラム」東北大学 高等大学院博士後期課程学生挑戦的研究支援プロジェクト採択.
  2. 2020 – 2021年度 公益信託山路ふみ子専門看護教育研究助成採択.
外部資金
  1. 2023 – 2025年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 「産後の母子の絆形成において心拍変動の同調は新たな評価指標となるか?」, 研究代表者.
  2. 2023 – 2026年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 「育児休業取得の母子のbonding、well-beingへの影響と育児休業中の育児関与教育の開発」, 研究分担者.
  3. 2020 – 2023年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
    「可視化された感情データの夫婦間共有による相互理解と乳児への応用」, 研究分担者.
  4. 2016 – 2019年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
    「特定妊婦の生活行動を規定する胎児への愛着の分析」, 研究代表者.
  5. 2015 – 2019年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    「助産師の実践能力向上にむけたケア経験から学ぶ力・学びを育む力の評価ツールの開発」, 研究分担者.
  6. 2012 – 2018年度 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    「当事者による分娩時クライシスマネジメントのためのヘルスプロモーション」, 研究分担者.