日本赤十字北海道看護大学

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講演会「変わる北海道の気候と自然災害」を開催しました。

 平成29年9月10日(日)に、気象予報士・防災士である菅井貴子先生をお招きして、「変わる北海道の気候と自然災害」と題して講演会を開催しました。一般市民の皆さまを中心に116人が参加し、菅井先生の講演に耳を傾けました。
 まず、菅井先生の自己紹介と北海道の自然の豊かさについてお話し、今年6月・7月・8月の北海道の気候、環境省や気象庁の予測にもとづき2100年は40度以上の灼熱日と強力な台風が北海道を直撃するという未来の天気予報を交えて北海道の気候が近年変わってきていることをお話ししました。そして、北見市の最高気温と最低気温や爆弾低気圧の発生から北見市の気候も変化していることをお話ししました。
 また、菅井先生の気象予報士としての心得と北海道で起きた自然災害を3例挙げて、この時、天気予報で危険であることをどのように伝えれば良いか悩み考えたことをお話ししました。
最後に、防災で知らなければいけないこととして、天気予報の注意報・警報・防災情報について説明がありました。そして、天気予報も含め、予測できないことが一番怖いことであり、情報と知識と備えの三本柱が重要であることをお話しして、講演は終了しました。
 この講演会に参加された皆さまには、北海道の気候変動による自然災害の発生とそれに伴う防災の備えについて考える良い機会になれば幸いです。