厳冬期災害演習2023の開催につきまして
日本赤十字北海道看護大学は、冬期に災害が生じた際の対応策を実践的に明らかにすることを目的に研究を推進しています。冬期の停電を伴う災害は既存の暖房機器を使用不能とし、避難所として指定されている場所においても低温により命を落とす恐れがあります。この事案は北海道だけでなく、沖縄を含め全国で想定される事象であり、寒さ対策を踏まえた就寝を可能とする避難所の提供方法の確立、トイレを始めとする健康保持に不可欠な資機材の展開、温かい食事の供給など温暖期とは異なる対応策が求められています。
コロナ下の2年間の休止を経て、11回目の実施となる厳冬期避難所展開・宿泊演習2023(通称:厳冬期災害演習2023)は、さらなる課題解決を進め、感染症対策を踏まえた冬期避難所をキーワードとして命を護る避難所を提言するとともに、演習参加者の冬期対応能力の向上を目的として実施します。
1)日時・場所
2023年1月21日(土)13時00分 ~ 1月22日(日)12時00分
日本赤十字北海道看護大学講堂、学生食堂、体育館、屋外、駐車場
(北見市曙町664番地1 電話0157-66-3311)
2)主催:日本赤十字北海道看護大学 災害対策教育センター
共催:日本赤十字社北海道支部、日本赤十字看護大学附属災害救護研究所
後援:国土交通省北海道開発局網走開発建設部、北海道オホーツク総合振興局、北見市
避難所・避難生活学会、日本防炎協会、日本難燃材料研究会
3)参加者:機関指定制(事前にご確認ください)
災害医療保健関係者、災害対策に関わる行政職員ならびに報道関係者に限ります
自主防災組織等を含め一般の参加はご遠慮ください。
承認の得られた展示・出展企業以外の防災系企業の参加はご遠慮ください。
4)本演習のリーフレット及び企画書は以下のリンクをご参照ください。
厳冬期災害演習2023リーフレット厳冬期災害演習2023タイムスケジュール(予定)
5)参加者持参品
所属団体の服装(ベストやビブス着用)、個人用避難生活用具、寝袋(冬用推奨)、
懐中電灯(ヘッドライト推奨)、上履き(必須)
※毛布は一人一枚供給可能ですが、これのみで就寝することは不可能です。
※アルミ製エマージェンシーブランケットの使用は禁止とします(騒音)。
※自治体、団体の整備している冬期対応資材(防寒用具)等を本演習でお試しください。
※動きやすく温かい服装でお越しください。防寒着、手袋は必ずご持参ください。
※就寝室温は4℃前後を予定しています。体調不良の方のご参加はご遠慮ください。
6)感染症対策
①ワクチンを3回以上接種し、最終接種日が10月以降の方に限ります。
②不織布マスクを常時着用してください。
③発熱・咳症状等がある場合には参加をご遠慮ください。
④個人の上履きを使用してください。
⑤校舎入退室時はアルコール消毒を徹底してください。
⑥名簿管理ならびに個人の行動履歴管理を行います。
7)参加費用:無料
8)本演習の公表
本演習は成果を広く防災関係者ならびに寒冷地域に暮らす市民に周知するため、新聞、テレビ等すべてのメディアに公開・公表します。宿泊を含めた同行取材も可能とします。但し個人情報保護には十分ご留意を願います。
9)本演習の申し込みおよびお問い合わせ先
日本赤十字北海道看護大学 災害対策教育センター
電話 0157(66)3311 FAX 0157(61)3125
メール:bousai@rchokkaido-cn.ac.jp
以 上